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「観自在」の具体的な実践ー自分自身を客観的に観る

こころ

お越しいただきありがとうございます。

このブログのタイトルになっている「観自在」意味については

でお話しました。

では、これを実践していくにはどうしたら良いのか。

色々な方法があると思いますが、まずは自分自身をあらゆる方向から客観的に観ることができる能力が必要ではないでしょうか?

心理学の世界で自分自身を客観的に観ることを

メタ認知

といいます。

そして、この能力のことを

メタ認知能力

といいます。

別に超能力のような特別な力ではありません。トレーニングさえすれば誰にでも身に着けられる能力です。

今回はその「メタ認知能力」の事を書いていこうと思います。

メタ認知能力とは何か?

メタ認知とは、自分の認知活動(考え、感情、記憶、判断など)を客観的に捉え、評価し、制御する能力のことです。簡単に言うと、「自分が何を考えているかを認識すること」です。

これは、単に情報を記憶するだけでなく、どうやってその情報を処理し、どう活用するかを考えるレベルの話です。

例えば、テスト勉強をする際、「どの部分がわかっていないか」を自覚し、「どうやってそれを理解するか」の戦略を立て、「その戦略がうまくいっているか」を確認する、といった一連のプロセスがメタ認知能力の発揮です。

これは、単に「知っている」こと以上に、「どうやって知っているか」や「どうやって知るべきか」を考える能力です。まるで自分の脳を客観的に観察し、時にはそれをいじるプログラマーのようなものですね。

自己認識(Self-awareness)

メタ認知の最初のステップは、自分の思考や学習スタイルを認識することです。これには、自分の知識の限界を理解する能力も含まれます。例えば、「この問題はまだ解けない」と自覚することは、自己認識の一例です。

自己調整(Self-regulation)

これは、学習戦略を選択し、適用し、必要に応じて修正する能力です。例えば、テスト勉強で「フラッシュカードを使ってみよう」と決め、効果がなければ「音声で復唱する」方法に切り替えるような行動です。

自己評価(Self-assessment)

自分の理解度を評価し、どの部分がまだ理解できていないかを判断する能力です。ここでは、自己フィードバックを活用して、学習の進捗を確認します。

 

メタ認知の重要性

メタ認知能力が高いと、以下のようなメリットがあります

冷静な判断

感情に流されず、冷静に物事を判断できるようになります。

ストレス管理

自分の思考プロセスを理解することで、ストレスや不安を効果的に管理することが可能になります。例えば、「この不安は一時的なものだ」と認識することで、冷静さを保つことができます。

学習効率の向上

メタ認知能力が高い人は、自分の弱点を理解し、それを克服するための戦略を立てることができます。これにより、学習効率が飛躍的に向上します。

問題解決能力

複雑な問題に直面した時、メタ認知ができていると「どの部分がわからないのか」「どの情報が必要か」を迅速に把握し、解決策を探すことができます。

 

メタ認知能力を高める方法

メタ認知能力を高めるためには、以下の方法が有効です。

質問する習慣

「なぜこれがわからないのか?」や「どのように学ぶべきか?」といった質問を自分に投げかける。

セルフモニタリング

自分の行動や思考を定期的に振り返り、評価する習慣をつける。

マインドフルネス

瞑想や深呼吸を通じて、現在の自分の状態に意識を向ける。

アウトプット

日記やブログをつけることで、自分の考えや感情を整理する。

まとめ

メタ認知能力を高めることで、常に自分の状態(感情、思考、体調など)を知る事ができます。そうすることで日常生活や仕事において、判断ミスを防いだり、より効果的に行動できるようになります。

自分と向き合って自分自身の事を知る機会になればと思います。

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