僕は2021年に新型コロナウィルスに罹患し、医療保険が結構おりたのを機に、保険を見直し必要のないものを解約しました。50代になってくると子供も独立していたりと、生命保険もそんなに額が必要じゃなくなったりしてくるものですが、漫然と昔から掛けているものに入りっぱなしだったりすると、損なんじゃないかと思います。
保険は万が一のときに入るものと思われていますが、その「万が一」のハードルがかなり下がっているような気がします。
自分の考えですが、保険に入る基準はその「万が一」が起こった場合に生活が立ち行かなくなるかどうかが判断基準だと思っています。
ここで改めて保険とは何かという事と種類を整理してみましょう。
保険ってなに?
保険とは、特定のリスク(例えば、火災、盗難、病気、死亡など)に対して、保険料を支払うことで、もしそのリスクが現実のものとなった場合に、保険会社が損失を補償する契約です。
種類として主なものは
生命保険
死亡や生存に関わるリスクをカバー。例えば、死亡保険、生存保険など。
損害保険
財産や物に対するリスクをカバー。自動車保険、火災保険、地震保険など。
医療保険
病気や怪我による医療費をカバー。
損害賠償責任保険
他人に損害を与えた場合の賠償責任をカバー。
があります。
生命保険は解約しました
僕は生命保険を解約するまで23才から47才まで長い間生命保険を掛けていました。
きっかけは会社に出入りしていた生保レディに進められ、
「みんな入るものなのかなぁ」
とよく考えず加入したのがきっかけです。
そして、毎月2万円強の保険料を長い間払ってきました。
24年×12ヶ月×2万円だとすると576万円もの掛け金を払ったわけです。
これって考え方を変えると、自分が亡くなるという賭けに毎月2万円ずつBETしていたという見方もできなくはないでしょうか?
ここで無保険で亡くなった場合の事を考えてみましょう
もし無保険で亡くなった場合
退職金が出る
僕はサラリーマンですから亡くなった場合には退職金が出ます。これで葬式代と当面の生活費はなんとかなるでしょう。
遺族年金が出る
サラリーマンの場合、厚生年金から遺族年金がでます。妻には65才まで遺族厚生年金が支給され、子供が18才になるまでは一人当たりの加算金も支給されます。
家のローンは免除される
家のローンを組むときには団体信用生命保険に強制加入されますので、僕が亡くなった場合には家のローンはチャラになります。
僕の貯金は妻へ
今まで貯めていた貯金は妻へ相続されます。
まあこれだと妻は多少働かなくてはいけませんが、衣食住に困るという事態にはならなくて済みそうです。
医療保険も解約しました
といっても僕の場合、医療保険は生命保険に付帯のものでしたので生命保険を解約した時点で自動的に医療保険もなくなりました。
医療費に関しては日本は国民皆保険制度があり、世界中を見てもとても手厚い国です。
たとえ入院をして月の治療費が100万円、200万円になったとしても、高額医療費制度を使えば実際に支払う金額は月に8~10万円程度で済んでしまいます。
だとすれば医療保険料に相当する分を毎月貯金していればそれでカバーできるんじゃないでしょうか?
自分が病気になる方へ毎月BETするくらいなら貯金しましょう。
僕もあれから特に単体の医療保険には入っていません。
絶対入っておいたほうが良い保険
ブログのタイトルが「50代から保険はいらない」ですが、絶対入っておいたほうが良い保険もあります。
先に書いた「生活が立ち行かなくなる事態」に備えた保険です。
自動車保険
自動車の任意保険には必ず入りましょう。対物事故、人身事故などで億単位の請求をされたらもう生活破綻まっしぐらです。損害賠償金については自己破産もできません。
ただ、僕は車両保険には入っていません。車両保険に入ると一気に保険料が上がります。
もしも新車を買ってほどなく廃車にするほどの事故を起こしてしまったら、数十万円のボロ中古車を買ってお金が貯まるのを待ちます。
子供が小さい頃は家族で青森から東京まで車でディズニーランドへ行ったりもしましたが、子供が大きくなった今ではそのような事もありません。
特に車に対してこだわりとか無いので生活の足として走ればOKです。
火災保険
これも絶対入っておいたほうが良いですね。万が一ですが、火事で全焼なんてことになれば住宅ローンが残り、この他にアパートの賃貸費と二重にかかることになります。
そうなれば生活はかなり苦しくなりそう。
そんな自体になるのは避けたいです。
人によっては入っておいたほうが良い保険
その人の生活スタイルによっては入っておいたほうが良い保険もあります
損害賠償責任保険
僕のの場合ですが、自転車に乗るのと、ドローンの操縦をするので損害賠償責任保険には入っています。
自転車で対人事故を起こした場合でも億単位の賠償金を請求されたなんて話を聞きますよね。
あと僕はドローンを趣味でやっていますので、万が一人にあたった、墜落させて人のものを壊した場合の補償のために加入しています。
自転車の保険であれば、自動車保険のオプションで付帯できたり、単体でも月数百円の掛け金で済むので、自転車に乗る方は加入する事をおすすめします。
まとめ
年代によってライフスタイルは変化していきます。
それに合わせて必要な保険も変化していきますので、一度も手をつけていないという方はこれを機会に保険全般の見直しをしてみてはいかがでしょうか?
コメント